iTunesスマートプレイリスト作成最終回答。(1)

改訂しました。→iTunesスマートプレイリスト作成最終回答(改訂版)。 | ditm.


曲数約17,000、総再生回数60,000回程度の不肖の身ではございますが、自分の経験をもとに、これがファイナルアンサーではないかと思うものを語りたい。
その前に、Web上で見つけた、これまで参考にしたものはおおまかに下記。
これ以外にも色々なサイトにお世話になりました。

さて、以下持論。
スマートプレイリスト活用には、

  • iTunesデータベースの管理編集
  • スマートプレイリストの作成

という2つの作業が必要となる。
この2つは互いに補う作業で、スマートプレイリストを狙った形で作動させ、また将来的な嗜好の変化に対応できるようにiTunesデータベースは管理しなければならないし、iTunesデータベース管理を効率化させ、かつそのデータを十分に活かすようスマートプレイリストは作成されなければならない。
(まーこの辺は意識せずともみんな自然とやってるはずだが)

iTunesデータベースの管理編集

iTunesにおけるデータは次の3種に分類するのが適切だと考える。

  1. CDDBに基づくデータ
    曲名、アルバム名、アーティスト名、グループ名、作曲者、再生時間、ジャンル、年……などのデータが該当する。iTunes上で編集可能ではあるが、CDDBから提供されたパブリックなデータがベースとなる。

  2. クライアント側データ
    最後に再生した日、購入日・追加日、スキップ回数、再生回数などが該当。1との違いはパーソナルなデータだという点で、その曲にまつわる所有者自身の履歴と言ってもよい。
    ほぼ所有者にとってのみ価値のあるデータで、PCの買い替えにともなうデータ移行の際に主に問題となるのはこちら。

  3. レート
    パーソナルなデータであるという意味では2に含まれるのだが、決定的な差異として、iPhoneやiPod上で編集できる唯一のデータである。

それぞれの特徴を踏まえると、

  • 網羅性および信頼性
    CDDBデータ>クライアントデータ>レート

  • 編集のしやすさ
    レート>CDDBデータ>クライアントデータ

  • パーソナル度
    クライアントデータ≧レート>CDDBデータ

こんな感じだろう。
スマートプレイリスト活用を前提としたiTunesのデータ管理を行うときには、上記の特徴とそれによる向き不向きを意識した編集方針を立てなければならない。

で、その編集方針だが、まあやることは二つである。

  • レートをどう使うか?
  • CDDBデータをどう編集するか?

レートをどう使うか

ほとんどのユーザーは次のようにすれば最適解になると思う。

★★★★★ ヘビーローテーション用。目安として20〜60曲程度に限定。
★★★★ 好きな曲。ヘビロテ2軍。
★★★ ときどき聞きたい曲。お気に入りアーティストの普通の曲。
★★ 将来的に音楽の趣味が変わったら聴くかも。
★ 廃棄候補。
星なし 未聴、レーティング待ち。

すべての曲をこのルールで管理して、★★★★★のみ、★★★★以上、星なしのみ、という3リストを作るだけでもそれなりに運用できる。
レートは上で書いた通り、もっとも手を加えやすいデータであるだけに、必要以上に複雑にせず、単純にその曲の自分の好き度でレベル分けすべきだ。そのほうがレーティングする際にあれこれ考えなくてよいし、汎用性を高くしておくことでスマートプレイリストの条件としても利用しやすい。

他にアルバム単位、アーティスト単位でレートをつけたり、星3つはこのジャンル(あるいはこのムード)といったように割り振ったりという利用法もあるようだが、俺は推奨しない。
前者はスマートプレイリスト条件で代替できる。
後者はタグ付けや手動プレイリストへの仕分けで可能な振り分けで、かつ長期的には一貫した管理基準を保ちづらいし、また、レートの可変性という長所を生かせない。
やはりレートについては、好感度というリアルタイムに変動し、かつ利用価値の高いデータに適用するのがベストだと思う。

CDDBデータをどう編集するか(またはしないか)

べき論でいえば、CDDBデータの誤りや不足は完全に加筆修正した上で、ジャンルやムード、BPM、楽曲演奏への参加メンバーやアレンジ元、受賞情報等まで入れるべき、という話になる。
が、それは不可能なので、自分の現在〜将来的な音楽鑑賞嗜好を見据えながら、限られた時間の中でどこまでしかやらないかを線引きしなければならない。
音楽鑑賞や環境維持に時間が十二分に取れるだとか、曲数の増加速度が抑えめであればフォローしきれるのかもしれないが、その情熱を維持し続けられる人は少ないはずだ。
また、既に数万曲のストックがある場合、遡及でその作業を行うのは正直しんどい。
たまたま時間がなくて管理が疎かになってしまったときにも、あとからリカバーするハードルが高いと嫌になってしまう。嫌なことは続かない。データベースの編集は、統一した基準で続けている間だけ意味があるものだ。その基準では続かないことがわかっているなら、最初からやるべきではない。

そのものごとを続けられる基準はどこだろうかと考えると、がんばらなくていいことがひとつの基準線だろうと思う。
最初から入っているデータをそのまんま使う、歌詞サイトから歌詞をちゃちゃっとコピペする、曲を聴いているときにちょちょっとレートを付ける……俺のがんばらない線はこのあたりだった。
人によっては、曲データのコメント欄にマメに男性ボーカルであるだとかジャズであるだとか打ち込みであるとかいった属性情報をタグのように入力していくのも全然苦でないということもあるだろう。自分の基準線がどこにあるのか、見極めをすべきだ。
(もちろんこれは個人の音楽鑑賞における話。仕事/ライフワークとしてのDJワーク用データベース構築には当然、まったく別の構築基準が必要だろう)

がんばらないためのツールとして下記を紹介しておく。
そもそもきっちりやる気がないので使ってるのもこの2つだけ。
Lyrics Master – iPhone / iTunes / iPod で歌詞を楽しもう!
(歌詞の自動検索・連携入力ソフト。Win/Mac対応)
Album Artwork Assistant for Mac | MacUpdate
(アルバムアートワークの検索・連携入力ソフト。Macのみ?)

長くなりそうなので、以降は次のエントリで。