リモートワーク環境向上のためにとうとう自作PCに手を出した。

主にリモートワーク用にもう少しパワフルなWindows機が欲しいなと思い、自作PCの導入を先月末くらいから検討していた。
予算15万円前後で、ゲームも含む幅広い用途で無難に使えるもの、という条件で考え、最終的な構成は下記のとおりとなった。なおこの検討がめちゃくちゃ楽しくて、当初試しに試算してみるかくらいのつもりだったのがいつの間にか「これは買うしかねえ」になっていた。各位も自作PCの購入シミュレーションをする際には注意されたし。

種別 画像 品名 参考価格
CPU AMD Ryzen 5 3600 with Wraith Stealth cooler 3.6GHz 6コア / 12スレッド 35MB 65W【国内正規代理店品】 100-100000031BOX ¥25,505
CPUクーラー サイズ オリジナル CPUクーラー 無限五 Scythe Mugen 5 Rev.B SCMG-5100 ¥5,255
マザーボード ASUS AMD B550 搭載 AM4 対応 マザーボード ROG STRIX B550-F GAMING(WI-FI)【ATX】 ¥24,778
メモリ Crucial CT2K8G4DFS832A 16 GBキット(8 GB x 2)(DDR4、3200 MT/秒、PC4-25600、CL22、シングルランクx 8、DIMM、288ピン)メモリ ¥9,580
ビデオカード ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINI グラフィックスボード VD7006 ZT-T20610E-10M ¥46,444
SSD Western Digital SSD 1TB WD Blue SN550 PC M.2-2280 NVMe WDS100T2B0C-EC 【国内正規代理店品】 ¥19,123
ケース Fractal Design Define 7 Compact Black TG ミドルタワーPCケース 強化ガラス(ダーク)モデル FD-C-DEF7C-02 CS7692 ¥15,673
電源 Thermaltake TOUGHPOWER GF1 650W PC電源ユニット 80PLUS GOLD PS-TPD-0650FNFAGJ-1 PS850 ¥11,591
合計 ¥157,949

以下、選定にあたって考えたこと。

CPU

多くのレビューサイト等で現在Ryzen5 3600が最もコスパが良いという評判であり、15万円前後での構成例にも頻出のためとりあえずこれをターゲットとした。
ただ、せっかくデスクトップを組むなら現在のマシンであるMacBook Pro 15インチ(2018)よりぐぐっと性能を上げて、ゲーム等にも十分対応できるようにしたい。俺のMacBook Pro 15インチ(2018)のCPUは「2.2 GHz 6コアIntel Core i7」。調べるとこれはintel Core i7-8750HというノートPC向けのCPUとのこと。スペックの近い各デスクトップ用CPUとベンチマークスコアを比較すると次のとおりだった。(ベンチマークスコアは各種レビューサイト等から適当に平均値を取った)

CPU PassMark スコア CINEBENCH R15(マルチコア)スコア 参考価格
intel Core i7-8750H 11500 1062 -
intel Core i7 10700F 17050 2030 ¥40,980
intel Core i7 9700KF 15800 1850 ¥40,520
AMD Ryzen 7 3700X 22800 2110 ¥39,978
AMD Ryzen 5 3600 17820 1645 ¥25,472

コスパで考えると、やはり現在はRyzen一択という感じがする。
CPUの比較では、実利用時にあまり見られない条件(CPU稼働率常時100%)で測定されるベンチマークスコアではなく、実効値を見るべきとの意見もある。これとか。だがもう素人にはほとんど分からん。だったら一応参考値であってもコスパがよく、かつソケット等の後方互換性が高いほうとするしか選びようがなかろう、と考えて現時点ではRyzenとする。

Ryzen 5 3600でも現在から十分なスペックアップではあるので、Ryzen 7 3700Xとの間でかなり迷う。ゲームに関してはYoutubeの比較動画を見ているとそこまでfpsに差が出ておらず、その他の用途についても、例えばゲームしながら配信のようなマルチコアが生きる場面でないと差が出ないように見える。
とはいえ、15,000円は「それで安心が買えるなら……」という微妙な価格差でもある。将来的にマルチコア最適化されたソフトがより増えていくこともあるかもしれん。

とか考えていたら10/8に第4世代Ryzenである「Zen3」が発表されるという発表が出た。
AMD sets Oct. 8 date for next-gen Ryzen 'Zen 3' launch | PCWorld
ならRyzen 5 3600でとりあえず試してみて、パワー不足だったときなり、Zen3または値下がりしたZen2がいい感じの価格で買えそうなタイミングなりで買い替えを図ると考えたほうがよかろう、ということでRyzen 5 3600に決定。

CPUクーラー

RyzenのCPU付属クーラーはあんまり冷えないしうるさいという評価が多いようなので、別途クーラーも購入することとする。
Ryzen 5 3600だと虎徹markⅡがよく選ばれているようだが、CPUの買い替えも視野にあるので上位モデルの無限五とした。差額数千円なので仮に買い替えなかったとしてもダメージは少ない。ここは使用環境も影響するだろうし、スペックだけ見て考えてもあんまり考えてもキリがなさそうなのであまり深く考えずちょっといいやつを買っておく。後述のケースに入ることだけ確認した。

マザーボード

前提条件は以下。

  • Ryzen対応(SocketAM4)
  • フォームファクタは色々と制限が少なそうなATX
  • メモリスロット数は4以上
  • 無線LAN(wifi6)・Bluetooth対応

CPUをRyzenとしたのでソケットはSocketAM4。Zen3でも対応予定とされているので当分使えそうなのはありがたい。intelだとここが頻繁に変わっているようだ。
フォームファクタは初心者でも組み立てやすく後の拡張性も高いATXとした。
メモリは当初8GB二本差しの16GBとし、もし足りないようであれば2本追加して32GBとすることを想定してスロット数4以上。
自宅に幼児がいてLANケーブルを長々と伸ばすことが憚られるため、無線LAN対応が前提である。先日ルーターもWifi6対応機種に買い替えたところだったので、こちらも対応するものを選びたかった。自作PCを無線LANに対応させるには、

  1. 無線LANデバイスとアンテナの付属したマザーボードを使う
  2. PCI Expressに無線LANカードを追加する
  3. 無線LANアダプタをUSBで接続する

等の方法があるようだ。ここはあまり悩みたくないところだったので、1の最初から無線LAN対応を謳うマザーボードを買ったほうがよいと判断。また、Bluetoothもイヤホンを使用するため必要である。

以上の条件に当てはまるのはROG STRIX B550-F GAMING(WI-FI)くらいしかなかった。他と比べてやや割高だが、許容範囲なのでこれで決定。
なおROG STRIX B550-F GAMING(WI-FI)のポート類は次のとおり。

  • 背面
    • USB 3.2 Gen 2 ×2(Type-A、USB Type-C)
    • USB 3.2 Gen 1 ×4(Type-A)
    • USB 2.0 ×2
    • 2.5Gb Ethernet
    • DisplayPort 1.2
    • HDMI 2.1
    • Optical(光デジタル出力) S/PDIF out
    • Audio jack
    • ASUS Wi-Fi module (Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac and Bluetooth v5.0)
  • 前面
    • USB 3.2 Gen 1 ×2
    • USB 2.0 ×4

いま使用しているモニターのLG 27UL850-Wをハブ化するためにはThunderbolt3が必要だが、Thunderbolt3は対応しているものの別途拡張ボードを購入する必要がある。この点は残念ポイントだが、他のマザーボードもこんなものなのだろうか?
モニターはとりあえずDisplay Portで接続する予定。

あとは、このアンテナ何?
これ繋がないとwifi使えないの……?

メモリ

メモリ容量は16GBあれば十分。16GB一枚よりも8GBを二枚差すほうが速度が出るため8GB二枚セットとする。
また、Ryzenはメモリ速度がパフォーマンスに影響するという話である。Zen2が定格で対応している最大のメモリ動作クロックはDDR4-3200。オーバークロックはしない前提なのでこれで行く。
ということでZen2での定番であるCrucial CT2K8G4DFS832A 16GBキットとする。

ビデオカード

Ryzenはintel core iシリーズと異なり別途グラボが必須である(厳密には色々あるけど)。
PS5の購入も確定しているので、PC側にどこまでゲーム用途で投資するか悩むところ。とはいえ4Kゲーミングを目指すとRTX 2080 superかtiしかなくなるので、WQHDでいいやと考えるとRTX 2060 super以上なら大抵のゲームで60fpsが出る。RTX 3000番台も最も安い3070が日本国内価格80,000円弱となる見込みだし、ここはそれなりに積んでおいたほうがよいだろう。
ということでRTX 2060 superの中でも一番価格が安いZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINIとする。

SSD

容量は1TBあれば当分は問題ない。超えそうになったところでSSDを足すか容量重視でHDDを足すかを検討する。
SSDにはSATAとNVMeの2種類があるが、性能は後者が数倍高い。価格もそこまで差がないので、定番のWestern Digital SSD 1TB WD Blue SN550を選択。

ケース

  • ATXのマザボが入る
  • あまりバカでかくないもの、特に奥行は40cmくらいまで
  • あんまり光らない
  • 安っぽくない

ということでFractal DesignのDefine 7 Compactとした。

電源

電源は80PLUSという規格があり、この認証グレードが高いほど電力の変換効率が高い。とはいえスタンダードで80%、最高のTitanium認証で90%前後なので、そこまでシビアに認証グレードにこだわる必要はなさそう。
消費電力は以上の構成で約300W。80PLUS認証の電源の場合、負荷率50%のとき最も変換効率がよいため、消費電力の2倍程度あればよいとのこと。したがって650Wのこれとした。
正直言って電源は容量と認証以外全然違いがわからない……。


以上。
なおWindows OS、ディスプレイ、マウス、キーボードは既にあるものを使用するので今回は購入しない。
今週中にはパーツが揃うので、4連休中には組み上げて稼働できる予定である。