ポータブルオーディオ環境のステップアップ2018年3月版。

iPhone→ ヘッドホンジャックアダプタ→se846という運用にして一年くらい経ち、そろそろポータブルオーディオ環境を次のレベルにステップアップさせたいと思い始めた。

iTunesライブラリをそれなりの手間をかけて構築してきた身としては(iTunesスマートプレイリスト作成最終回答(改訂版)。 | ditm.)、その維持にどれだけ重点を置くかによって、ここからのステップアップのルートが大きく次の3つに分かれると思われる。

  1. ポタアン追加
  2. DAP(Android OSかつiSyncr対応)の導入
  3. DAP(iSyncr非対応機種)の導入とライブラリの移行または破棄

ポタアン追加の場合

ポタアン追加の場合、候補としてはchord mojo、iFi nanoまたはmicro iDSD Black Label、JVC SU-AX01あたり。

メリットとしてはプレイヤーとしてiosを維持できること。蓄積してきたiTunesライブラリから移行せずにすみ、statsやプレイリストを継続利用できる点が最大の利点である。Android&iSyncrよりも安定したOS・端末だということも大きい。

デメリットとしては、常用しているiPhoneにつなぐ場合端末としての取り回しが悪くなること。おそらくケーブルの付け外しをする運用になるが、そうすると使用時にポタアンと固定するか、ケーブルのみで繋ぐかを検討しなければならない。前者だと付け外しに手間が大きすぎ、後者だと取り回しに難がある。シミュレーションしてみるといずれにしても普段使いには面倒で、結局ポタアンを使わなくなってしまうことになりそう。
ということで、ios+ポタアンならiPod touchなりを追加するか、iPhoneの新機種乗換え時に旧機種をオーディオ専用機とする形になるだろう。

また、DAP導入と比較して、音源ソースとしてiPhone/iPodの質はどうなのかという問題がある。ただこれは、ポタアンを導入してみて不満がまだ残るなら更にDAP導入という逃げ道はある。普段聴いている音源から、今のところハイレゾも必須ではない(先はわからんが)。

音質は試聴するまでは他の方のレビューを頼りにするしかないので、ひとまず下にまとめておく。

CHORD Mojo レビュー 導入編 | MacBSの日常生活的日記
Sandal Audio: Chord Mojo DAC のレビュー
ポタアンとしては最高! CHORD Mojoの感想 – enthuPhoto&Life

iFI Audio nano iDSD BL (Black Label) レビュー ( 音楽レビュー ) – れうたのブロgoo! – Yahoo!ブログ

Sandal Audio: JVC SU-AX01 ポータブルDAC・ヘッドホンアンプのレビュー

正直なところ、既に今の時点でこのルート1が良いのではという気はしてきた。導入してみてまだ足りなければ前述の逃げ道もあり、またiPhone直である程度満足できてしまっているクソ耳ではDAPまで突き詰める必要性が薄いのではないか、それからやはりiosからの移行はUIと安定性の面で思った以上のストレスとなるのではないか、といった辺りが理由である。

気持ちとして気になっているのはsu-ax01なのだが、サイズがどうかなというのと、高感度なイヤホンにはパワーが強すぎるようなのがやや躊躇われる。
第一候補としてはやはりmojoかなあ。価格も既に手頃なレベルに落ち着いているし、se846との相性の良さはネットの評でよく目にするところ。

ただ、判断の経過を残しておく意味でも、念のため他の選択肢も検討しておこう。

DAP(AndroidベースかつiSyncr対応)導入の場合

iosは捨てるがiTunesライブラリは捨てない、という選択肢である。 iTunes同期用のAndroidアプリはiSyncrに限らず、レートとプレイリストと再生回数と最終再生日時をきちんと同期してくれれば何でもよい。
DAP側の対象は、独自OSでiTunesと再生回数等のstatsまで含めた同期ができるものはないと思われるので、基本的にAndroid搭載機となる。もちろんiPhoneよりも音質が確実に向上するものに限るとすると、

  • 実勢価格6万円以上(〜15万円弱、が予算の限界。状態が良ければ中古で可)
  • かつ、ポータブルオーディオ界の技術進歩スピードを考えると発売から2年以内

あたりが目安と考えられる。
問題はどのDAPがiSyncrに対応しているのかで、Android系のアプリ対応はなんとも計りかねるのだが、とりあえずカスタムされていない素のAndroidなら動くんではないかと仮定すると、対象は次のように絞られる。

Fiio X7 mark2(Android 5.1) 約9万円
iBasso DX200(Android 6.0 & 独自OS) 約10万円
The BIT Opus#3(Android5.1ベース独自OS) 約10万円

Opus#3はカスタムだが[amahikasさんの記事][7]によると動かせるようなのでこちらに入れている。
iSyncrが十全に機能するなら以上のDAPのどれかを導入することでも目的は達せられそうだ。あとは金額と音質傾向との相談である。
こちらもめぼしいレビューをまとめておく。

ポタ研 2018冬のレポート2 FiiO X7 MarkIIとF9 PRO | 好きな音楽をいい音で
bisonicr keep walking. : 「FiiO X7 Mark II」(X7 MKII)最新DAPを買ってみた【到着・構成編】

iBasso DX200 5日間使用後のレビュー|ポタオデな生活
【DAP】ibasso DX200のレビュー : ぽたおで!

デジタルオーディオプレーヤーOPUS #3 購入1ヶ月後のレビュー | 好きな音楽をいい音で
audio-opus DAP OPUS#3 – 橋本 尚久’s BLOG – g.o.a.t

上の3種はどれを買っても同程度の満足感が得られそうだが、特に気になっているのは音質で絶賛レビューの多いiBassoのDX200。ただしこちらは国内正式発売がなく、個人輸入に頼らざるを得ない。10万円近い商品で国内正規取扱がないというのは、故障時にどうなるかなーというのがやはり気になる。
……とか書いてる間にDACチップがデュアルAK4490EQに変わっただけのiBasso DX150が出た。直販で送料込み57,000円はかなりコスパが良いのでは……。今狙うならこちらかな。

DAP(iSyncr非対応機種)の導入とライブラリの移行または破棄の場合

statsという財産に見切りをつけ、音質のみを求めてiTunesによる管理から卒業するプラン。これは自由を手に入れることでもあるのだが、にしてもやはり辛い。かれこれ10年以上積み上げてきたパーソナライズしまくりのデータベースを手放すというのは、できれば遠慮したい選択肢である。
そうしなければ利用できない機種は下記の通り。(基準は一つ前の項と同様)

A&K AK70 mark2 (Androidベース独自OS) 約6万円
sony NW-ZX300(独自OS) 約6万円
sony NW-WM1A (独自OS) 約10万円
COWON PLENUE 2(独自OS) 約15万円
ONKYO rubato DP-S1A(独自OS) 約5万円

このうちAK70 mark2とNW-ZX300は量販店で試聴できた。音源が店の用意したプリセットのものなので単純比較はできないが、AK70 mark2はナチュラルで滑らか、音にそこそこ立体感があり、良くも悪くも特徴のない素朴な音。悪くはないのだが、金額に見合う音かというとどうなのだろう。あと持ってみてデザインがなんとなくしっくりこない。まあこれは慣れなのだろうが……。
一方NW-ZX300は高音低音が強調されたいわゆるsonyサウンドで、アニソンだとうるさくて聴き疲れしそうだった。エージングでかなり音が変わると言われる機種だが、基本的な傾向があのままなら自分には合わない。NW-WM1Aも基本的には同傾向のようで、であれば難しそうである。
いずれも追加出費しiTunesライブラリを捨てて、とまでは思えなかったので今のところ選択肢には入らない見込み。

Sandal Audio: Cowon Plenue 2 の試聴レビュー
Plenue2はかなり良さそうなんだが、レビューが少なく判断が難しい。15万円前後という価格もあり、買った人が少ないのかもしれない。試聴できればしたいものだが。また最近mark2が出ていて、そちらは約19万円。AIオーディオ機能は面白そうだが、流石に手が出ない。

結論としてはDX150を買った。

前作DX200の評価の高さと、廉価版ゆえの価格の値ごろ感に完全にやられてしまい、レビューも出ていないのに気がついたらポチっていた(ポタアンのルート1が良いかなあとか言ってたのは何だったのか)。新製品ゆえの不具合等もありそうだが、その辺りはDX200から変更が少ない廉価モデルということで、そこまで心配しないで良いのではと。

いやー、到着が楽しみである。